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試験は技術基準(規格)に従って行われます。この技術基準は製品毎に決められています。弊社では実際の製品をお預かりして構造チェックを経てこの試験に臨みますが、試験を行ってみるまで結果が出てこない項目も多々あります。
弊社では国内試験ラボおよび海外試験ラボとの強い連携を実現し、円滑に試験を進めてまいります。
技術基準とは、簡単に言えば、製品の安全性を確保するための設計上のルールです。そこには製品安全、電磁波放射等に関するさまざまな要求事項が書かれています。
技術基準への適合確認は目視や推定ではいけない。現物に対して試験を行い、基準の要求事項を満たしているかどうかを検証する。わざわざ危険な環境を作り出して、電気用品がそれに対応できる能力があるのかを確認する。「基準を読みながら設計したから大丈夫だろう・・」という「みなし」は一切通用するものではありません。
こうして試験して得られたデータは試験報告書(Test Report)として文書化され、これが「技術基準適合確認」を履行した証となるのです。

代表的な要求事項とそれに対応する試験の例として以下のものがあります。
温度上昇試験 | 各部の温度を測定し限度値を超えないか、火傷の危険、火災の危険がないか確認する。 |
漏れ電流試験 | 感電の危険がないかどうか確認する。 |
異常試験 | 部品故障を想定して、部品の短絡(ショート)開放(オープン)を行う。 通気口を塞いで異常状態を想定し火災がないか確認する。 |
過負荷試験 | モーターの拘束を行い危険が生じないか確認する。 |
トランスの過負荷試験 | トランスの負荷を過負荷状態にし、危険が生じないか確認する。 |
引っ張り試験 | 電源電線等に張力を加え、危険が生じないか確認する。 |
インパクト試験 | 製品の外郭(ケース)に衝撃を加え危険が生じないか確認する。 |
耐圧試験 | 絶縁が確実に施されているか確認する。 |
耐湿試験 | 湿度の影響で絶縁性能が保たれるか確認する。 |
プラスチック材の燃焼試験 | プラスチック材の難燃性能を確認する。 |

EMIとは英語ではElectro-Magnetic Interference、日本語では「電磁妨害」と訳します。電子機器から発生する電磁妨害波は公共の電波、電源、また他の電子機器に悪影響を及ぼすことがあり、誤動作等の原因にもなります。技術基準では電子機器が発する電磁妨害波が公共の電波、電源、また他の電子機器に悪影響を及ぼすことがないよう限度値を設けで発する電磁妨害波の規制をしています。
また最近EMCという言葉もよく聞かれます。これは英語では Electro-Magnetic Compatibilityと言われ、日本語では「電磁共存性」と訳されます。EMIとImmunity(電磁妨害に対する感受性)の両方を言います。EMIに加えてImmunityでは電子機器がどのくらい電磁妨害に対して強いかを技術基準で限度値を設けて規制をしています。EMIとImmunityは相反すものです。一般的にEMIに優れている機器はImmunityにもすぐれているとよく言われます。
EUではEMC指令というものがあり、このEMC適合を要求していますが、電気用品安全法で規制しているのはEMIの部分のみでまだEMCは規制されていません。
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