取り扱い説明書 - User は取扱い説明書を読まない!


User は取扱い説明書を読まない!

こんにちはPSEジャパンの櫨山です。

今日は取り扱い説明書のお話しです。

機器により異なるでしょうが、使用者が誤って使ってしまい、危険な状態に陥る場合、果たしてそのことを単に取り扱い説明書に書いておけば充分なのでしょうか?
 
IEC規格でも、取り扱い説明書に含めなければならない事項等が決められている規格もあります。
しかし、決められている事項さえ取り扱い説明書に網羅していれば、それで安心できるのでしょうか?
 
必ずしも規格の中での要求事項は、必要かつ十分ではない場合も多々あります。
まず、はっきり言えることは、使用者は取り扱い説明書を読まない点。 
分厚い説明書は箱の中に入れられたまま、ということはよくあること。
 
「規格で要求された注意事項をちゃんと取り扱い説明書に記載してあるのに、その取り扱い説明書を読まないのは使用者の不注意」 「メーカーとしてはちゃんと規格要求事項に適合している」・・・etc. 確かにそのとおり。
 
でも世の中には様々なUSER(使用者)がいることを忘れてはいけません。
 
電気的知識の全くないUSER。
定格時間と書いてあってもその意味を理解出来ないで、全く定格時間を無視するUSER(ほとんどの場合定格時間は無視される)。
電磁調理器にどんな形の鍋でもかけてしまうUSER。
ミキサーを丸洗いしてしまうUSER。
電気髪ごてのコテの部分を平気で手で掴んでしまうUSER 。
例を挙げればキリがありません。
 
そんなUSERにかぎって、問題があってからメーカーにクレームを言ってくるものです。
私の担当しているClientでも、このようなクレームが多く寄せられてくるということを聞きます。
 
使い方を誤って怪我をしてしまったのは使用者の責任。使用者がおとなしく黙って泣き寝入り・・・の時代はとうに2,30年前も昔の話ではないでしょうか?
 
注意書きとして、本体に赤字等で書いたラベルを貼る。
使用者が守らないと事故に繋がると予想される事項を「投げ込み書」として商品に入れ、商品を開けた時まず使用者の目に触れるようにする…などなど。
(商品の見た目上、見栄えが悪いなどの理由でラベルを貼ることを躊躇するメーカーもいるようだが)
 
やはり今後は、一歩、いや二歩、三歩・・・踏み込んだ注意喚起が必要ではないでしょうか?
 
それと同時に、技術基準に要求されてない項目も考慮しなければなりません。使用者の不注意により間違って使われた時、どのような結果をもたらすかまでを、技術基準試験にプラスして製品を評価しておく取り組みも必要だと思います。 
 
企業努力も大変な時代になりました。
 
 

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