電気用品安全法の輸入事業者


 

こんにちは、PSEジャパンの櫨山です。
 
1月~2月というのは、なんだか動きが鈍りますね。
早朝、寒くて目が開いても、布団から出るには勇気がいります。
 
さて今日は、いつ、どのタイミングで試験機関に問い合わせるのか?このあたりについてお話ししましょう。
 
多種多様な業種の方々からお問い合わせを頂戴しますが、それぞれのファーストコンタクト(つまり最初の連絡)のタイミングは様々です。
 
海外から輸入して販売する場合、その大半が出来上がった製品を輸入しています。海外のメーカーが企画、開発し、製造した製品をそのまま日本でお売りになるケースです。
 
こうしたケースでは、「いったい、試験にいくらかかるのか?」と思った段階がまずはファーストコンタクトになるようです。
 
よくあるお問い合わせです。
こんな製品を輸入したいのだが、いったいいくらで試験できるのか?
 
こうしたお問い合わせの場合、大抵が自社が輸入する製品のことを何も知りません。製品名しかわからないといった具合です。
 
構造のことはそっちのけ。
「とにかく安く済ませたい」ので、まずは予算取りに各社に問い合わせて下調べというわけです。
 
100年に一度とも言われるこの時代。
「安い」ことは本当に魅力です。
が、しかし…。
 
何を?」安く済ませるために、各社にコンタクトをしていらっしゃるのでしょうか?
 
試験を受けることが目的なら、製品の概要と構造を説明する書類を揃えて、各社に提示し、試験費用の見積もりをとり、安いところをお選びください。
 
実機と必要書類を試験機関に提出すれば、あなたが見積もりをお取りになった試験自体は前に進むでしょう。数日して、合否の連絡がくるわけです。
 
合格ならそれでよし。
しかし、不合格の場合の想定はされているのでしょうか。
 
初めてお取組みになる場合、何をしなければならないか、又必要情報すらわからない。
なぜ、その情報が要求されているのかもわからない。
申込みをしたのはいいけれど、こちらで用意すべき情報が揃わず、不合格の知らせと期限付きの再試験見積書が届いた・・・。
 
そんなご経験をお持ちの方もたくさんいらっしゃるはずです。
 
費用の比較ももちろん大事です。
だけど、御社の目標は試験を受けることではないですよね?
それは一つの通過点であり、お売りになることが目的でしょう?
 
私どもにご相談いただく輸入事業者の中には、これらの流れにスマートに取り組んでいる方がたくさんいらっしゃいます。
 
海外に買い付けに行く前に、まずはコンサルをお受けになります。
他社の類似製品でも持ち込んで、事前に試験項目を聞いておく。必要書類を聞いておく。技術基準に適合する上で構造上の大事な点をおさえておく。
 
取引先の海外メーカーがこれら要求に応じなければ、試験を申し込んでも意味がないわけです。初期申請代だけを取られて、「はい、さようなら。またの挑戦をお待ちしております。」ともなりかねません。
 
まずはこれからの取り組みの全容をおさえておきましょう。
たった2~3時間の相談で、今後の流れが大きく変わります。
 
試験費用の見積もりをとって、申し込んでから行動していては、もうすでに手遅れです。
あとはパッチワークの作業が待っているだけですから。
 
PSEジャパンは試験費用のたたき売りには参戦しておりません!
弊社では「コンサル(面談)+製品評価試験」をセットとしてお見積りをしております。
社運がかかったその製品…お売りになるのが目的なら、私どもと一緒に取り組みましょう。

 

こんにちはPSEジャパンの櫨山です。
 
最近は新幹線だけでなく、車で各地に行くことが増えてきました。新幹線の中では本を読んだり仕事をしたりできますが、車ではそういうわけにもいかず…。
 
用意した音楽を聴きながら運転しております。眠くなるといけないので軽快な音楽を選曲するようにしているのですが、やはり歌謡曲が中心になっております。そうしてふと思ったのが、同じ歌謡曲でも若い時とはその聴き方と感じ方が変わってきたということ。さらに、歳を重ねるにつれて純情な恋心をうたう詩に特に心を揺さぶられるようになったのではないかということです。
 
若いころは恋愛においても激動のまっただなかで、純情な恋心なんてこっぱずかしい感じがしておりましたが、今となってはそれを懐かしんでいるのでしょう。
 
多くの主婦が韓国ドラマに没頭するのもわかるような気がします。遠い日の思い出を年配の目で見つめなおし、懐かしんでいるのだと思います。若い頃は詩を自分に移し替えて共感しておりましたが、50も過ぎれば現実逃避の妄想で詩に共感しているのかもしれません。
 
さて今日は、海外から輸入する際の注意点について。輸入事業者に、仕入れを決める前にご考慮いただきたい点についてです。
 
製造メーカーのご相談で一番多いのが、その製品が規格に適合できそうかどうかということ。一方、輸入事業者のほとんどが技術的なことに全く興味がありません。自分が輸入する製品のことすらよくわからない人がほとんど。「とりあえず」製品評価にかかる費用をとりあえず教えろという人もいます。
 
仕入れを早急に決定しなければならないので、すぐにでもコストを知りたいというのですが、輸入事業において、実は認証や試験のコストだけが仕入れの決定を左右するポイントではありません。
 
確かにコスト調査は必要なもの。あまりに少ないロットに対しそれにかかる経費が大きければ、バランスを見極めて輸入自体を諦めねばならないこともあるでしょう。
 
「コストが合わないから・・・(嘆)」と諦める理由をコストのせいにしている方もいらっしゃるようですが、本当の理由はそこではないことがほとんどです。
 
海外から出来上がった製品を買う場合(日本側が開発して海外メーカーに製造させているわけではない)、製品の情報をどこまでかき集められるか?が最大のキーポイントとなります。
 
また、これが特定電気用品の場合は、海外の工場側で工場検査を受ける必要がある等、海外メーカーの全面的な協力が必要となります。
 
輸入ロットが少ない場合、いくらコストがカバーできたとしても、メーカーが輸入事業者に協力しないケースが考えられます。
 
こんなロットでは協力できない。協力してやるから、購入ロット数を増やせと要求することもあるのです。
 
さらに、他国の貿易業者が仲介する場合(とくに香港が多いようですが)は気をつけなければなりません。仲介者はとにかく輸入事業者に売ってしまいたい。しかし、肝心な場面で製品の情報を要求したところで、メーカー側(工場側)に取り次いでもらえないケースが頻繁に発生しております。
 
ですから、コストを調べる前に、まずは海外メーカーの協力を全面的に受けられることを確かめてから行動を起こさねばなりません。
 
最近では多くの輸入事業者の皆様からお問い合わせいただきますが、見積もりをする前に出なおされる方も少なくはありません。
 
「メーカー側の協力を得られますか?」という質問が一つ目のハードル。
「製品の情報をかきあつめられますか?」というのが二つ目のハードルです。
 
弊社の営業担当のフォローによる後日談によれば、この2つのポイントで、海外メーカーとの関係がうまくいかなくなったということもしばしば。なかには半年もアメリカのサプライヤーと協議し、中国工場に働きかけた結果、新たにサプライヤーをお探しになっている方もいらっしゃいます。
 
いくら各検査機関が見積もったところで、検査機関にすれば骨折損のくたびれ儲け…。
こういう人ほど、「今だ、今だ」と見積もりを急かしますが、一向に製品の情報すら出てきません。
あちらこちらの検査機関をにぎわせた結果、
「最初からカタめて出直してこいよ」ということになるのです
 
輸入事業者の皆様におかれましては、まずはメーカーサイドと十分協議し、協力を得たうえで各検査機関およびコンサルタントへお問い合わせくださいますようお願いいたします。
 

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