こんにちはPSEジャパンの櫨山です。
今日はリチウムイオンバッテリーについて。
11月20日の施行以来、国内外からお問い合わせをいただいております。
が…。
あまりに情報が混乱しているせいか、これに対応できない海外メーカーが多いようです。
お問い合わせのパターンを整理しておりますと次のような傾向が見えてきました。
(1) 輸入事業者に電安法に関する知識が無い上、海外メーカーに頼りっぱなしである。
(2) 頼られた海外メーカーにも知識が無い。自国の検査機関に問い合わせる等の努力はするが、相談された検査機関も把握しきれていないため対応がスムーズではない。
差し支えない範囲でリチウムイオンバッテリーに関する最近のエピソードをご紹介します。
◇Episode 1◇
海外のメーカーからお電話をいただきました。
「製品本体にリチウムイオンバッテリーを同梱するのだが、PSEマークのLogoをくれ。
日本では11月20日からPSEマークがないと売れないんだろ?」
Logo, ろご…ロゴ??
ロゴのデザイン画は経済産業省のホームページ等にも掲載されており、容易にアクセスできます。しかし、ロゴだけが欲しいのか?
話を進めるうちに、この会社は電池駆動する製品本体を製造している会社であり、別の会社からリチウムイオンバッテリーパックを購入していることがわかりました。日本に製品本体を輸出するにあたり、外部から購入しているバッテリーパックを同梱して出荷するというのです。
「日本に出荷する電気用品にはPSEマークが必要だと聞いた。リチウムイオンバッテリーもその対象になったらしいのでロゴを販売しているところを探している。」
その前に、技術基準に適合しているのか?と聞くと、
「バッテリーメーカーから仕様書が届いているのでたぶんそうだと思う」と。
その仕様書と彼らがテストレポートと呼んでいる書類を見せていただきました。
確かに、CEマーキング済み、評価試験済みと謳われている。
試験項目は、えーっと…う~ん…これだけか?
規格もへったくれもありません。
問い合わせてきた会社の日本の納品先は、有名大手企業。
「あなた方の理解は間違っている。このままでは日本の取引先に迷惑かけるから、まずは、現状を日本の輸入事業者(納入先)に伝えて、対応を相談してください。それから我々にご相談ください。」ということで、まずは状況を整理いたしました。
その後、彼らがこの現状を取引先に伝えたかどうか不安でなりません。
と、いうわけでリチウムイオンバッテリーの輸入事業者の皆様におかれましては、決して電安法への対応を海外メーカー任せになりませんよう。また、安全性の確保について怪しい点が発覚した場合には、そのビジネス自体をお考え直しになりますよう、十分にご注意ください。
「こちらは専業メーカーだ!」と海外メーカーに言われても輸入事業者がへりくだる必要はありません。創業20年以上のメーカーでも安全性について規格に準じた試験をしていないことがあるということが、今回の件でよくわかりました。
取引個数が少ないからと、輸入事業者の要求に取り合わない場合もあるようですが、絶対に引き下がらないでください。製品の安全性は御社の責任。これは突き詰めて当然の問題ですから。
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