2010年6月


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こんにちは、PSEジャパンの櫨山です。
 
もうだいぶ前の話になりますが、ゴールデンウィークにかねてから気になっておりました「吉本新喜劇」を観に行ってまいりました。急に思い立っての観劇でしたので、難波グランド花月のチケットは売り切れ。辛うじて京橋花月のチケットが手に入りましたので、午後の公演を観劇することができました。
 
さすがに連休ともなれば、ご老人からお子様まで会場は満席です。
どの演目も面白く、久しぶりに腹をかかえて笑いましたが、私が特に気になったのは月亭八方さんのお話でした。
 
家庭内での「事業仕分け」についてのお話です。奥様方に仕分けられる旦那様方。たばこ代や昼食代、さらには仕事帰りの一杯まで事業仕分は続きます。縮小されることもあれば、廃止を宣告されることも。
 
そういえば、最近我が家でも仕分け作業が進んでおり、まずは、喫煙の廃止が勧告されたところでした。このまま第2弾、第3弾の仕分が進めば、そのうち「廃止」を言い渡されるのではないかと、心配しているところです。
 
「仕分け」つながりでお話しますと、電気用品安全法に係る業務にも公益法人の影が見え隠れしております。
 
昨年末に民間の1社が偽装、偽造で経済産業省から登録取り消しになり、現在では国内登録検査機関である全5社のうち、2社が財団法人、1社が社団法人、残り2社が民間(外資系グループ会社)という内訳です。
 
今さら私が言ったからと怒られることもないでしょうが、この業界でも何かと財団法人に利権が集中していることは皆様もご存知のとおり、全く周知の事実です。
 
市買試験も毎年JETが一億・・千万円落札するわけですし、お役所とツーツー、カーカーになっていたからといって、別に驚くこともありません。あまりこれ以上言えば、私の立場も危ないですから、あぁ~くわばら、くわばら。
 
さらに、いただけない傾向として、規格に係る情報が一部の人間にしか公開されないというのは、これまたやっかいな話です。
 
工業会の規格案が未だに慣例で認められていたり、外圧における緩和が認められていても、それが一部の人間にしか公開されない。また、非公開に運用が変わっていたりするわけですから、なんともいただけない話です。
 
委員会で人づてに聞いた「そう・・・らしい」など、各界にはドンがいて、ドン様が決めたことが、人知れず「慣例化」されるわけです。
 
規格(案)がもう何年も引きずられており、技術基準が改正されてもそれが正式に盛り込まれることもない。
 
(案)がいつまで続くのか?もう忘れさられているのか?いや、いつでも外せるように非公式な案は案のままなのか?
 
そこで提案ですが、それならいっそ、公益法人にもっと介入権を持たすというのはどうでしょうか。仕分けなんか、なんのその!堂々と公益法人の力を強めればいい。
 
経済産業省の担当部署だって、少人数でやっていらっしゃるわけですから、
それでいて万人に公平なインフラを整備しろ、というのは到底無理な話です。皆様が思っている以上に、ご担当者にはシワよせがきているはずです。だから、なにかと公益法人の意見を聞いたり、力を借りているというのが実情ではないでしょうか。
 
市買試験だって、民間なら全く割に合わない仕事ですよ。だから公益法人にお願いするより仕方ない。こうしてみれば、公益法人に頼らざるを得ないシステムがいつの間にやら出来上がってしまったわけですから、全部仕方のない成り行きだと思います。
 
とはいえ、政権も変わったわけです。ここらでちょっと手直しとはいきませんか?
 
IECEEのような団体を作って、これを堂々と公益法人化し、情報の共有と整備に特化するというのはいかがでしょうか。もちろん、経験のある方に天下っていただいて、学識者の先生方にも加わっていただいて、意味ある組織をつくりあげるのです。なにも絶対に天下ってはいけないと頑なに拒む必要もなく、本当に皆のためになる整備をしていただけるのであれば、文句の言いようもありません。
 
インフラ整備や情報の共有を行うのが「名目」ではなく、実際にそれをやっていただけるのであれば、どっさり公費をつぎ込んでもよろしいのではないでしょうか?
 
今の体制のように、「官から民へ」といいながら、公益法人が認証をして、市買試験を行い、役所との繋がりが強くなる。細かいことは非公開で決めて慣例化し、人知れず時を経ると、それが特権化される。これではおのずとそこに利権が集中してしまうのは仕方ありません。
 
こんなことを言えば、情報は全部公開しているよ、あなたの情報収集に問題があるのでは?と反論もあるでしょう。
 
えぇ、公開していらっしゃいます。
しら~っと、隠れるように、紙切れ一枚、いつの間にか人知れず…。
 
ここらですっきりやりましょうよ。
中途半端な不公平を取り除くため、公益法人には認証検査機関をやめていただいて、インフラ整備と市買試験に特化していただくのはいかがでしょうか。もちろん、お役所との深く、強い、繋がりは今までどおり、いや、それ以上に生かしていただき、コントローラーの役を務めていただけばいいのです。
 
だから蓮舫さん、電気用品安全法に係るところの事業仕分は絶対にしないでいただきたい。
この業界にコントローラー役の公益法人は必要です。
 
逆にもっと公費を投じて、インフラの整備に役立つ組織作りにするため、公益法人のありかたについて「見直し」をかけていただけませんでしょうか。「たてまえ」に反した中途半端な利権が集中しないように、公益法人に意味あるお金を「もっと」落としていただきたいのです。

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こんにちは、PSEジャパンの櫨山(はぜやま)です。
しばらくぶりの更新です。
 
ひょっとして病気でもしているんじゃないかと、ご連絡をいただいたりして…。ありがとうございました。お陰さまで絶好調!海外出張等、出張続きで、今年は花見もろくにできないまま、季節は夏に移り変わろうとしております。
 
3月~5月にかけて、各地でセミナーを行いました。京都中小企業センターで行われた「ものづくりセミナー」にご参加いただきました皆様、鳥取県産業技術センター主催のセミナーにご参加いただきました皆様、ご多忙中にもかかわらず、たくさんの皆様のご参加に感謝いたします。
 
一般向けセミナーにご参加いただきました皆様、また、社内セミナーをご用命いただきました皆様、いろいろな情報交換ができ非常にうれしく思っております。
 
ところで、つい先日のこと。出張続きで、ようやく家にたどり着いた夜の話です。
 
家に帰るなり、妻が興奮した様子で「アイロンが火を噴いた」というのです。
電源コードを差して、テレビを観ながらアイロンが熱くなるのを待っていたら、突然すごい爆発音がした。その後、すぐに「ゴォーッ」という音が続いたかと思ったら、電源コードの付け根から火が出たのだといいます。
 
「すごい勢いでアイロンが燃えたんや。火事やで、火事!家が燃えたらどうするんや!」
恐くなってすぐにコードを抜いたのだとか。
 
何度も繰り返される話を聞きながら、私はふと思いました。
 
はて、アイロンが燃えたとは?
火花が出たのか?炎が出たのか?それとも煙が出たということなのか?
 
ひと通りの話を終えた妻に、改めて聴きました。
「炎が出たのか?」と。
 
「う~ん、たぶん火が出たと思う。」
 
だから、それは発煙なのか発火なのか?
「コードの色がどんどん変わって、線香花火みたいに導線を伝って『ゴォーゴォー』いうてたんやで!」
 
全く的を射ない答でありながら、何度も同じ話を聞くと、少しずつ状況がわかってきました。恐らく、炎が出たわけではないらしい。
 
屈曲時のストレスにより、電源コードが断線し火花が出た。ちょうどブッシングから火花が飛び出たので、外見には電源コードの付け根から火が出たように見えたのではないかと。
 
メーカーのウェブで社告を確認しましたら、やはり電源コードの問題であるとの報告がありました。
 
それにしても、ユーザーの証言とはあいまいなものです。
 
安全規格の観点からいいますと、煙と炎(ほのお)では雲泥の差。
 
 
妻の「火が出た!」という証言も、時間が経てばあいまいな証言です。
結局、火といっても火花が出たのではないか?はたまた娘の証言によれば、爆発音や異臭はしたものの、コードの色が変化しただけで火花すら出てないのではないか?というのです。また、その妹によれば、やはり火花は出てたのではないかと。
 
メーカーにとって、事故処理というのは大変な作業です。製品の構造に起因する事故なのか、誤使用による事故なのか、それとも経年劣化による事故なのか?
 
ですからメーカーはユーザーからの事故報告にじっくり耳を傾けながら、稀に二転三転する話から情報を抽出せねばなりません。特に初期の報告には、謝罪だけに徹してその場を取り繕うのではなく、ユーザーのご了解をいただいた上で、状況を把握するための情報提供をお願いせねばならないでしょう。
 
事故件数が少ない場合、いくらメーカー側で事故品を検証しても、同じ現象を得られるとは限りません。事故品を分析して、ある程度の検証は立てられるでしょうが、100%の実証を得ることは難しいケースもあるのです。
 
ひょっとして、どこかのロットに事故品が集中しているのではないか?経年劣化なのか?部品不良なのか?生産時の作り込みのミスなのか?
ユーザーの証言に耳を傾ければ、原因発見につながることもあるのです。
 
ですから、ユーザーの皆様方も、「とんだ製品をつかまされた!」と腹を立てるまではいい。しかし、根ほり葉ほり状況を聴かれたからと腹を立てないでいただきたい。こうして情報を収集しようとするメーカーほど、再発防止を志す立派な姿勢をもっているのですから。
 
どんな状況で、何が起こったのか?何度でも聴きたいとするメーカーほど、製品をこよなく愛し、またユーザーのことを考えているのではないでしょうか。
 

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